
2002/2/10 吹雪 単独(遭難寸前)
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■今日もまた久住山にやって来ました。今日は九州の最高峰、中岳に挑戦です。登山ルートは長者原からいどみます。先週とはうって変わって、想像を絶する大雪と吹雪にみまわれ、遭難寸前でした。今日は疲れた。 写真は長者原登山口。 |
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■しばらく登るともうそこは銀世界です。おまけに横なぐりの雪が降りはじめ、視界は極悪。下りてきてる人がいたので「上のほうはどうですか」とたずねると、「引き返してるんです」ってマジかい。道は雪に覆われ何も見えません。唯一、岩に黄色のマークがつけてあるのが頼りです。しかし場所によってはその岩さえも雪に埋もれています。 |
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■やっとのことで最初の峠の「すがもり峠」の避難小屋に着きました。中には4〜5人の人たちがいてみんな悲壮な顔で、引き返すか登るかの話し合いがあっておりました。私もその話を聞きながらどうしようか悩みましたが、とにかく行けるところまで行ってみようと小屋をあとにしました。 今考えると、引き返すべきでしたね。 |
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■北千里浜に着くと雪はすこし小降りになりました。ここを右に折れ、中岳を目指します。それにしても誰とも会いません。かなり不安です。前を見ても後ろを振り向いても、誰も何も見えません。かなりビビッてます。 |
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■普通なら人が歩いた足跡を頼りに歩くのですが、吹雪と新雪のせいか、きれいに消えてしまっていて、自分の進んでいる方向にだんだん自信が無くなっていきます。道をはずれると足が膝ぐらいまで埋もれるので、ここは道ではないってことはわかります。お〜い、だれかすれちがってくれと思っても、だれも来ません。
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■歩くのにとにかく時間がかかりました。アイゼンはしているのですが、ご覧の通り歩く足が雪に埋もれてアイゼンをしてる意味もないぐらいです。ああ、このまま遭難してしまうのか。不安は消えません。 |
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■そうこうしている間に、久住分かれに着き、やっとのことで御池までたどり着くことが出来ました。池は完全に凍りついていて、池の真ん中を歩いて渡りました。(渡れると聞いていたのでおそるおそる氷を叩きながら) |
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■またしても天候は悪化し、猛吹雪です。目を開けておくことすら難しい状況です。しかし這うようにして何とか山頂までたどり着けました。すでに登り初めて3時間以上が経過してました。しかし今登って来たばかりなのに、吹雪で視界がきかず、下りる方向がわかりません。吹雪が止むまで待とうとしましたが、止む気配はいっこうにありません。どうしようか・・・ しかし自分の歩いた足跡を何とか発見。無事下山できました。 |
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■いつもなら誰かに記念のスナップを撮ってもらうのですが、今日は自分で撮りました。顔が雪焼けしてますね。 帰りは安全のために牧ノ戸峠に下山しました。しかし牧ノ戸から長者原までの交通機関が無く、約6kmを走らされました。すぐ横を暖房の効いた家族連れの車がどんどん追い越して行きます。そこにチェーンを装着していない車が脇道に突っ込んでいました。やさしい私は一生懸命に車を押して救出してあげました。結局その車に長者原まで乗せてってもらいました。 |